仕事復帰と慣らし保育…新生活に揺らぐ心はみな同じ

4月はワーママ1年生にとって、保育園入園&慣らし保育スタートという方も多いだろう。初めて保育園へ預けて、親も子も慣れるまではてんやわんやだ。きっといろんな感情になっているワーママ が多いのではないだろうか。そう思い、筆者の例を紹介したいと思う。

私自身、産後初めて子どもを預けた日、ひとりでデスクに座ってPCを開いた瞬間を今でも覚えている。念願の本格的な仕事復帰。子どもを安心して預ける場所があり、そのおかげでこんなに集中できる環境がある。なんてありがたいのだろうと、感動したものだ。

よし!仕事するぞ!と意気込むも…

ここからやるぞ!と意気込み、1週間ほどの慣らし保育が終えたら、“子どもを預けている時間は、目一杯仕事ができる”、そう思っていた。

しかし、そう簡単にはいかない。

我が子は人見知りもせず、泣くこともなく、すぐに園や先生にも慣れて楽しそうに通っていた。そう安心していた矢先、「お熱です。お迎えお願いします」と連絡が来る。

何回呼び出されたかは、もう覚えていないが、それはそれはすごい頻回だった。
打ち合わせ場所に向かってる電車の中で呼び出され、打ち合わせ先に謝罪し日程変更を依頼するなんてこともあった。

子どもが、風邪からさらに急性胃腸炎になったときには、家族全員が感染し次々と倒れた。その月は1週間くらいしかまともに保育園に通えない、なんてこともあった。

よし、やるぞ!

と心新たに意気込んでいたのもつかの間、このように予定通りに物事は進まない。

子どもの看病に追われる。少なくても月1回は発熱して数日は看病をしていた。今までそんなに風邪をひくことのなかった私も、産後は免疫が落ちるうえに、子どものもつウイルスの感染力は強いのか、ほぼ毎回子どもからうつっては、重症化していた。

ほかの誰かと比べる必要はない

そうこうしているうちに、子どもは半年くらいでやっと「あれ?最近お熱も出てないな。免疫がついて丈夫になってきたかな」という感じになってきた。

秋くらいには、やっと親も免疫がついてきたのか、子どもの風邪もうつりにくくなった。

ここに関しては、もちろん子どもによって大きく個人差がある。

「うちの子は全然熱も出さなくて丈夫で」なんて人もいるし、

「1年くらいは、ほぼ仕事にならなかった」「こじらせて何度も入院した」なんて人もいる。

だから決して、誰かと比べて「なんで私だけこんな状況なんだろう…」とは思いつめないでほしい。少なくても最初の半年間は、親も子も助走期間だと思っていた方が気が楽だ。

かという私も、子どもの熱が下がり回復して保育園に連れて行くと、また数日で別の風邪をもらっては発熱…の繰り返しで

「すぐに風邪をもらってきて可哀想。なんのために保育園に預けてるんだろう…」

「もう今まで通りに仕事はできないのだろうか…」

「もう仕事は諦めた方がいいのだろうか…」

何度こんなことを思ったことか。終わりの見えないこのスパイラルに、ネガティブな感情にならざるをえなかった。

でもこれは、「子どもが免疫をつけるために必要な工程である」ということがわかると少しずつ心持ちが軽くなった。

そして徐々に丈夫になって行く我が子の成長とともに、徐々に仕事の時間も取れるようになってきた。

子どもの順応力は侮れない

我が家は、この春から転園した。子どもが成長して色々わかるようになり、環境が変わり、泣きわめくのじゃないか、不安定になって夜泣きをするんじゃないか、と情報収集をしてあらゆる想定をしていた。

しかし親の心配をよそに、3日で慣れて、4日目からは前の園のように「バイバーイ」と手を振って見送ってくれるようになった。子どもの逞しさには日々感動する。

大人と同じで、子どもも保育園という社会で毎日たくさんの刺激を受け、吸収し成長している。親も成長していかないと、子どもに置いていかれそうなほどの成長スピードだ。

きっと今、慣らし保育を開始して、泣きわめく我が子を見て、色々な感情に包まれて揉まれているワーママが多いだろう。安心してほしい。子どもの柔軟な順応力は本当に見習いたいほどだ。