“ミレニアル世代×働く女性”が感じている女性のキャリアの壁

3月8日は、国際女性デー。最近は日本でもイベントが開催されるようになりましたね。
Mrelationsでは、この国際女性デーにイベントを開催しました!
 
その名も「WomanWorkLifeHack(以下、WWLH)」と題し、ミレニアル世代の第一線で働く女性が集まり、「女性が必ずキャリアでぶつかる壁」についてディスカッションをしました。
 
参加者は、既婚未婚問わず、11名の“ミレニアル世代×働く女性”たちが集結。
現在の働き方や理想の働き方、それに伴う社会課題について洗い出していきました。

参加女性の属性

年齢:
29歳〜35歳 11名
 
働き方:
会社員 8名
独立・起業 3名
既婚未婚:
既婚 6名 うちワーママ4名
独身 5名

課題の洗い出し
既婚未婚問わず、共通課題として出たものもあれば、ワーママだからこそぶつかっている壁に共通課題があることがわかりました。

社会課題

ここを変えるにはかなりの時間を要するであろう、社会課題。法律は整備されつつあり、働き方改革と謳われているものの、社会や組織の意識はほとんど変わっていないという実態がわかりました。
・ 社会と教育の乖離
・フルタイム正社員主義な思考が根深い
・リモート、フレックス、成果主義といった柔軟な働き方で、かつ評価される働く環境を見つけるのが難しい
・ 働き改革といえど、実際の社会には選択肢が少ないと感じる
・社会運動、デモ、提言など強いインパクトがなく社会が変わりづらい
・育児をしながら仕事を両立するために必要な“働き方”や“家事のアウトソース”、“夫の理解・協力”を社会でどう当たり前にしていくか
 
・社会の雰囲気や職場の空気に問題がある。環境づくり、心理的安定づくりが追いついていない
 

組織課題

ここも改革するには、ほとんどの組織が時間を要するのではないでしょうか。
いくら国が動いても組織の経営者やマネジメント層といった上層部からの意識改革が急務だとわかりました。

 
・上司の理解を得られているようで得られていないため、役割期待と実態の差に心理的に苦しむ
・今まで役職クラスで産休・育休を取った人がいない、会社に前例がなく産後キャリアへの不安
 
・出産後のキャリアプランを事前に組織として提示してほしい。そうすることで事前に働き方を選んだり、アウトソースをしやすくする準備ができる。
 
・個々人にアプローチしても、経営者やマネジメント層が変わらなければ何も変わらないと感じている
 
・同僚、部下との子育てにおける合意形成の仕方がわからない。実体験のない人への相互理解を求めるのには、ハードルを感じる
 
・子供が欲しいといったライフイベントを考えていることを堂々と言いづらいし、言うことに罪悪感を持つ
 
・子育てに対する上司、会社への理解の得方がわからない
 
・上司に自分の状況を伝える勇気がない

キャリア課題

ライフイベントを迎えてから、悩み、キャリア形成しきれていないケースが多いことがわかりました。ライフイベントを迎える前に知るべきことも体系化されていないのも課題。

 
・育児と仕事の両立を実現するために「新しい選択肢」を持とうと思っても、HOWがわからない
 
・フリーランスの人はすごい人ばかりで、自分にはできないと諦めてしまう
 
・10年後のキャリアが見えない
 
・一定の経験を積んでいてもフリーとして活躍するまでの自信がなく、会社にい続けているがキャリア形成しきれずにいる
 
・ライフイベントにぶつかる前に、もっとスキルを上げたいと思っても、現状の仕事以外で経験を積むなど挑戦する機会が作りづらい
 
・スキルやポジションを確立し切らずにライフイベントを迎えた場合、復職後のキャリア
形成が困難に感じる
 
・自宅で限られた時間でできるハイスキル総合職向けの仕事が少ない。フリーランスとして活躍する自信はないので、組織に属してスキルを提供したい
 

ワーママ 課題

子育てとキャリアを両立している女性に共通するのは、同じような目線で働き育児をしている同志と出会えないこと。そのため、女性は一人で抱え込みやすい。

・夫の会社や働き方、夫婦の理想の子育て、自分の働き方、この3つの要素の折り合いの付け方がわからない
 
・同じ条件下、同じジャンル、同じ深さの悩みや課題、目標を持ったワーママ になかなか出会えない。そのため課題と解決方法を共有し合えず一人で悩みやすい
 
・20~30代のライフイベントやライフプランを具体的にイメージし、そこに対して想定される課題、乗り越えている事例共有の場、フランクにディスカッションする場がない
 
・夫婦の育児分担、夫の育児リテラシーが低い
 
・育児と仕事を両立するための選択肢を知らない。選択肢自体が少ないとも思う
 
・育児と仕事の両立で時間がなく、新しい人(同じような境遇のママなど)と出会う時間がないので情報が入ってこない
 
・子育てをしながら、将来的に稼げる人材になるためのスキルをつける方法がわからない
 

女性の心理的課題

女性側の心理的なハードルも多いことがわかりました。

・結婚後にどこまで経済的自立を実現するか女性側もそこまで考えずに決めていないため、結果ブランクが空いてしまい復帰が困難になる
 
・未定の結婚・出産にとらわれて、20代後半から30代前半になるとチャレンジへの心理的ハードルが上がる
 
・自分のやりたいことが見えていない。そのため何を挑戦すべきかもわからず、踏み出せていない
 
・自分らしい働き方の見つけ方がわからない
 

番外編.これからライフイベントを迎える女性に共通する課題

実際に実体験してきたワーママから話を聞く機会もなく、みな産後に同じ壁にぶつかってる要因がここでもわかりますね。
 
・キャリアにおいて、 出産前にこれはやっておきたかったこと等実体験を知る機会がない
 
・仕事重視だった女性が、家庭を持ったことで変わったことがあるのかわからない
 

 
 

総括

これらの課題を洗い出すだけで終わりにせず、ひとつひとつ解決に向けてWWLHの活動を継続していきます。
 
本イベントを通して、Mrelationsの発足理由の1つでもある、出産前に知っておきたかった情報を発信していくということの意義を改めて実感しました。
 
私たちは今後も情報発信に加えて、リアルな場「ミレニアル世代×プレママに伝える場」や、同じ境遇・目線で同じ課題を持った「ミレニアル世代×ワーママが集まる場」を継続的に作ってまいります。キャリアのこと、育児のこと、家庭のあり方などについて、フランクなディスカッションを継続していくことで、ひとりでも育児とキャリアを両立する女性の手段・選択肢が広がることを願って、今後も取り組んでまいります。

●国際女性デーとは
1904年3月8日にアメリカ・ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源。1910年にコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議にて「女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱されたことから始まりました。その後、国連は1975年の国際婦人年において、3月8日を『国際女性デー(International Women’s Day)』と制定。以後、これまでの前進を振り返り、変革を呼びかけ、国や社会の歴史上すばらしい役割を果たした一般の女性たちの勇気と決断を称える日として、世界各地でそれぞれの国の歴史と伝統に応じて、様々な働きかけが行われています。イタリアでは「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、男性が感謝を込めて、母や妻、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザを贈ります。