これからの女性活躍には何が必要?Forbes JAPAN×Mrelations読書会レポート

コロナ禍において、Mrelationsではさまざまなオンラインセミナーやイベントを行ってきました。今回は9月25日に、Forbes JAPAN様と共同で読書会を開催。

ゲストは、これまでメディアの最前線でご活躍され、様々な企画を形にしてきたForbes JAPAN Web編集長の谷本有香さん!これからの女性の働き方や女性活躍をテーマに、座談会形式でトークセッションを実施しました。

■プロフィール
谷本有香
フォーブス ジャパン Web編集部 編集長 

証券会社、Bloomberg TVで金融経済アンカーを務めた後、2004年に米国でMBAを取得。その後、日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターとして従事。これまでに、トニー・ブレア元英首相、アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック、ハワード・シュルツ スターバックス創業者はじめ、3,000人を超える世界のVIPにインタビューした実績有。

また、現在、MX「モーニングCROSS」にコメンテーターとして出演する他、これまでレギュラーコメンテーターを務めたTBS「ビビット」、テレビ朝日「サンデースクランブル」、毎日放送「ミント!」他、フジテレビ「ユアタイム」、Abema TV「AbemaPrime」等、多数の報道番組に出演。現在、経済系シンポジウムのモデレーター、政府系スタートアップコンテストやオープンイノベーション大賞の審査員、企業役員・アドバイザーとしても活動。2016年2月より『フォーブスジャパン』に参画。2020年6月1日より現職。

日本にはアイコンのような存在が必要

Forbes JAPANは、世界的な経済誌である「Forbes」の日本版として、世界中のビジネスニュースやライフスタイルに関する情報などを配信しています。今回の座談会でまずテーマに上がったのは、『Forbes JAPAN』8・9月の合併号で表紙を飾った、台湾デジタル担当政策委員のオードリー・タンさんについて。

谷本さんは、オードリー・タンさんのように社会を動かす力をもつ人の共通点を「アイコン的存在」と表現。例えば、アメリカの雑誌TIMEで「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたジャーナリストの伊藤詩織さんも、日本で長年タブーとされてきたセクシュアルな問題にメスをいれた、象徴的な存在ですよね。

彼女たちのような「アイコン的存在」には、既存の枠組みを超え、悪しき慣習や文化に対して変化を働きかける力があるのではないかという話が盛り上がりました。

女性の管理職登用がもつ意味

次のテーマは、女性の管理職の登用について。政府は女性の管理職の割合を、2020年までに3割に増やす目標を掲げていました。その目標を断念したというニュースは、記憶に新しいですよね…。実は社内における多様性の欠如は、ビジネスにおいてもマイナスな影響を及ぼすことが多くの調査で判明しています。

日本の企業も女性の管理職を増やすために、様々な取り組みを進めています。しかし実情を少し覗いてみると、経理や事務といった間接部門でのみ女性の管理職を登用している企業も少なくないのだとか。事業自体にしっかりと意見を発する女性が増えなければ、会社や社会が本質的に変わることは難しいですよね。

女性が指導的地位や要職に就くまでの道は、決して平坦ではありません。適度に周囲にごまをすったり、社内にスポンサーをみつけたり、自分がどのようにポジションをあげていくかを考えたりすることも大事になってきます。

また、ビジネスシーンで交渉する際には「心理学のようなアプローチや戦略が必要では?」という意見も挙がりました。社会人になると、どうしても仕事に直結するスキルの育成ばかりに時間をかけてしまいがちです。しかしコミュニケーション力や相手を慮る力も、同様にとても重要なもの。

すでに日本には、周囲とコミュニケーションをうまく取りながら、要職に就いている先輩の女性たちもいらっしゃいます。彼女たちがこれまでに築き上げてきたノウハウを言語化することで、自己アピールの仕方やコミュニケーション方法などがもう少し具体的に共有されると嬉しいですね。

男性も女性も、働くうえで同じ悩みを抱えている

今回の座談会にご参加いただいた皆さんのなかには、現在も在宅ワークを続けている方が多くいらっしゃいました。新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、在宅ワークは当たり前の働き方になってきましたよね。今では職場にいることだけが、仕事ではありません。今後さらに大切になってくるのは、会社から何を求められているのかを、個々人がしっかりと考えることではないでしょうか。

在宅ワークやリモートワークを皮切りに、「場所や時間にとらわれず、やりたかった仕事がやっとできる!」「周りと同じスタートラインに立てた気がする!」と、喜ばれているママたちも多いように感じています。そしてもちろん、育児や介護を取り巻く環境というのは、本来は男性にとっても同じであるはずです。今後はますます男性と女性という分け方で、働き方を議論するのは難しくなってくるでしょう。

女性が仕事や会社で感じている悩みというのは、実は男性も同様に抱えている可能性もあります。長時間労働や、家庭より仕事を大切にしてほしいという企業の価値観は、その最たる例です。これまでの働き方や仕事の価値観に対して違和感をもっている人にとっては、従来の職場文化で働き続けることは、きっと苦しいですよね。育休をとりたくても、なかなか言い出せずに辛い思いをしている男性も多いと思います。

とはいっても、そういった悩みや苦しみを男性自身が気づいていない場合もあります。目指すべきゴールは同じはずなのに、悩みや課題を「ジェンダー」として見せてしまっているせいで、男女が互いに協力できない。この現状をなんとかして変えていかなくてはいけないと強く思います。

これからの女性活用のあり方

女性が本当の意味で活躍するためには、まずは「働くママ」「子育てママ」という、ジェンダーの枠組み自体を外すことが必要なのかもしれません。働き方改革とジェンダー、ダイバーシティーと女性役員の登用など、これまで多くの問題は「ジェンダーの問題」として捉えられてきました。しかし課題を丁寧に紐解いていくと、決してジェンダーだけが原因ではありません。

これからは女性でも若くても優秀であれば、どんどん成果を出していける未来がきっと訪れるはず!性別や国籍、そして年齢など関係なく、それぞれが思い切り力を発揮できる社会にしていきたいですよね。

そういった世の中では、きっと「人間力」そのものが試されてくるのだと思います。次の世代にバトンを渡す時に、私たちはどういう姿でありたいのか、どういう社会でありたいかを、これからも皆さんと一緒に考えていけたら嬉しいです!

今後もオンラインでイベントを開催

Mrelationsではコミュニティ会員の皆様と一緒に、コロナ禍で今抱えている悩みや今後のキャリアの選択などを考えるインタラクティブなイベントやワークショップを開催しています。

これから将来のライフイベントに向けてキャリアを考えていきたい方、今まさに育児と仕事の両立やキャリアに悩んでいる方にもおすすめです!

また11月オープンの有料会員制サービス「Mrelations PLUS」に入ると、お仕事や家庭の都合でリアルタイムの参加が難しい方でも、好きな時間に好きな場所でセミナー受講が可能になります。


会員限定のイベントや交流会で、働くママ同士のインタラクティブなコミュニケーションの場も提供!事前登録を受け付けていますので、詳細はこちらをご覧ください♪

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