二度の育休取得経験をもつマーティンさんの価値観の根底には、「妻のキャリアのサポート」。 お互いのやりたいことを犠牲にしないため、家事育児をサポートし合う

牛山マーティンさんプロフィール

クックパッド株式会社 広報部 新規サービス担当広報
1977年10月17日生まれ
ドイツ人と日本人のハーフ、生まれはドイツで育ちは長野、東京在住
妻と、長男6歳、次男3歳の4人家族。趣味は料理。

マーティンさんは第一子、第二子ともに育休を取得されたんですよね。育休取得のきっかけは、なにかあったのでしょうか?

元々積極的に育休は取ろうという考えでした。長男の時は、ちょうど当時勤めていた会社で、くるみんマークを取得する動きがある時期だったので、「マーティン育休とったら?」と上司に言ってもらえたのが後押しになりました。次男の時は現職におり、長男次男ともに1ヶ月間の育休を取得しました。

育休取得をするタイミングは、産後すぐは妻は実家に帰っていたので、自宅に帰ってきた産後1ヶ月から取得しました。

育休中は、妻にゆっくり休んでもらうため昼間の家事育児全般を担当

奥様が実家に帰省しているときは、ご長男の送迎と日々の家事育児をマーティンさんがしていたということですよね?お仕事の調整も大変だったのではないでしょうか?

そうですね…そのときは、通常の仕事量で家事育児もこなしていたので、かなり大変だったことを覚えています。でも、長男との絆は深まりましたね!

育休中は実際にどのように過ごしていたのでしょうか?

6時半くらいに起床し、すぐに朝食作りをして家族で朝食をとります。身支度を済ませ、長男を保育園に連れていき、一旦家に戻って家事再開。10時ごろ昼食と夕飯の買い出し・昼食作りをし、家族でランチ。 他の時間は家事・次男の世話の繰り返し。

長男の保育園のお迎え前後に夕飯を作り、
帰宅後は長男・次男とお風呂に入り、夕食をとります。
妻にはゆっくりひとりでお風呂に入ってもらって、寝かしつけは妻にバトンタッチをしてました。 次男の世話は妻中心、僕は家事と長男の世話を中心に生活していました。

二人目が生まれると一人目が寂しくなって赤ちゃん返りすると言われるので、妻と相談した結果、僕はあえて長男ケアを手厚くするようにしてました。

お互いのやりたい事をサポートし合う」という考え方がベースに

奥様からは育休取得に対して、どんな反応がありましたか?

特に次男の時は、家事に加えて、0才児の面倒を見ながら3歳の長男の面倒も同時に見なければならなかったので「育休を取得してくれていなかったら、辛かったと思う」と言っていました。感謝してくれていたと思います。

家事育児を分担する上で、ベースになっているのは「お互いのやりたい事をサポートし合う」という考え方です。男性だから仕事重視、女性だから家事をサポートするみたいな分担は、当人同士が納得した上でそうなっているなら良いんですが、それを前提にするようなことはしたくなかった。

職業柄、政府統計を見る機会が多いのですが、総務省の調査結果によると、男女の一週間の時間の使い方は改善され始めていますが、まだまだ男性が仕事中心で家事時間が少なめです。

出典:平成 28 年社会生活基本調査―生活時間に関する結果― 総務省統計局

うちの場合は、妻が出産後もこれまでと変わらず仕事していく意向だったため、家事育児を分担してお互いのキャリアをサポートしようと決めてこれまでやってきています。
僕は元々家事力が乏しかったため、徐々にできることを増やしていきました。今では妻が泊りがけの出張に行っても、滞りなく家事育児ができるようになりました。

妻に睡眠時間を削ってまでしてほしくはない。そのために自分も家事育児をする

素晴らしいですね!そんな風に奥様のキャリアをきちんと考えている男性は、まだまだ少ないと感じます。なぜそのような考えになったのですか?

出産前のことですが、妻が仕事に関する資格取得の勉強に励んでいる期間がありました。仕事後や、休日に勉強会に参加するなど、努力している姿をみていたので自然とサポートしたいという気持ちになりました。

今でも、仕事後に勉強会に参加したり、研究をまとめたりすることがありますが、僕が家事育児に協力しなければ、妻はその時間を確保することができません。寝る時間を削ればできるかもしれませんが、そんな風にしてほしくはないので家事育児を分担しています。

僕が忙しい時期は妻にサポートしてもらい、妻が忙しい時期には僕がサポートしていく。そういった関係になっています。まだまだ妻の方が負担大きいことが多いんですけどね。

家庭ごとに異なる事情があると思いますが、男性だからとか女性だからとか関係なく、仕事・家事・育児をそれぞれが助け合っていくのが当たり前になると良いなと思います。

今まで、仕事と家庭との両立で壁にぶつかったことはありますか?

長男が1−2歳の頃は深夜まで残業することが多く、家事育児にほとんど参加できず、妻も疲弊していましたし、長男にも寂しい思いをさせました。家族との距離がどんどん空いてしまっているように感じたんです。このままだと家庭崩壊するな……と思いました。

今はメリハリをつけて仕事をしています。忙しい時期は遅くまで仕事をしたり、イベントなどで土日に出勤することもありますが、家庭との両立はしっかりできています。

マーティンさんはクックパッドにお勤めで、ご自身もレシピ投稿をしたり、ご家庭でも料理をよくされると伺いました!平日の料理の時短術はありますか?

時短術というものはあまりないんですが、平日は無理せず簡単なものを中心に作っています。仕事帰りにその日使う肉や魚など買い、調理時間が少なく済む炒めものを作ることが多いです。あとは家にある食材で副菜やスープを作っています。

日常的に私が料理しているからか、長男も自然と料理に興味を持ち、この頃は見よう見まねでオリジナル料理を作ってくれます。

火はまだ怖くて使えないので、野菜を切ってレンチンし、調味料と和えてサラダを作っている様子です。最近はドレッシングの作り方を教えています。油分と酸味と塩味を組み合わせるんだぞって。

平日のお迎え後に「一品作りたい!!」と言い出すと時間かかるから困るんですけどね (笑)

歩み寄り、忙しいときはお互いに協力を

すでに料理を率先して作ってくれるなんて、これからも楽しみですね!現在は、奥様とは具体的にどう連携されてるのでしょうか?

毎朝の保育園への送りと週2回のお迎え、またお迎えの日と週末は僕が料理を担当しています。妻が土曜勤務の時の習い事は僕が送迎を担当してます。これをベースに忙しい時は歩み寄り、協力しています。

お子さんの急な発熱などには、どう対応していますか?

僕が対応できる時はリモートで勤務し、ミーティングには会社が導入しているビデオ会議システム「Zoom」を使って参加しています。

現在の1日のスケジュール

このスケジュールは、共働きの方にも、これからお子さんが生まれるご夫婦にも参考になりますね! 最後に、育休取得を考えるパパにぜひ一言お願いします!

厚生労働省の2018年度調査によると男性の育休取得率は過去最大で 6.16% だそうです。過去最大といってもまだまだ1割に満たないんです。

このように「男性の育休取得が一大イベント」みたいになってしまってる風潮は、よくないことだと思います。育児することがまるで特別なことのように思える「イクメン」という言葉も、僕は好きではないです。自分の子どもなんだから子育てをするのは当たり前じゃないですか。

男性は、育休期間を通して「パパとしてのスイッチ」が入ってくるものだと思うので、選択肢がある方には取得することを勧めます。

赤ちゃんの成長は本当にあっという間で、毎日毎日違うんです。もう二度と同じ時期は訪れないですから、成長を間近で見られることはとても幸せです。ぜひ育休取得を検討してみて下さい。 


今回は、「出産前の奥様の働く姿をみて、自然とサポートしたい」という気持ちになり、育休を取得されたという牛山マーティンさんに貴重なお話を伺いました。

「僕が忙しい時期は妻にサポートしてもらい、妻が忙しい時期には僕がサポートしていく。そういった関係になっています。」

という言葉からも自然と支え合うご夫婦の姿が浮かび上がってきます。こんな風にお互い支え合えるのは本当に素敵ですね。

これからご出産予定のご夫婦はもちろん、既にお子さんがいらっしゃるパパ、ママも是非インタビューをお読みになって、参考にしていただけたらと思います。

マーティンさんのTwitterも是非チェックしてみてくださいね。

Mrelationsでは今後も、育休を取得されたパパやそのパートナーにインタビューを行い、その貴重な経験を皆様にナレッジシェアしていきます。インタビューに答えてくださる育休取得経験のあるパパも大募集中です。