子どもに何歳から包丁を持たせればいいんだろう…?
いつから包丁持たせてる?
幼児用包丁だともう小さいんだけど、大人サイズはまだ早い気がする…
Mrelationsのセッションでもよく出る話題のひとつが、「子どもが包丁を使い始める時期」や「教え方」について。
あまり外出できない今年は、夏休みにおうちでお子さんと一緒にお料理をするご家庭も多いのではないでしょうか。刃物を持たせるのは親としてもドキドキ…子どもに合った包丁ってどんなものが良いのだろう?と気になりますよね。
包丁の選び方は家族構成で変わる
皆さんは包丁を選ぶ時に、どんな基準で選びますか?
合羽橋で調理器具を販売する名店・釜浅商店さんでは、包丁選びに訪れたお客様には、家族構成を聞くそうです。
「家族構成は?」
「普段どんなお料理を作ることが多い?」
「平日もお料理をする?」
このようにお客様との対話を重ねて、1000点以上の商品の中からおすすめの包丁を提案。家族によって利き手が違えば、右利き用と左利き用と包丁の本数も増えますよね。
お弁当を作る機会が増えたお客様には、小回りの効く包丁を。
週末は家族で一緒に料理をするという家庭には、メインにも使えるサブ包丁を。
このように家族構成やライフスタイルによって包丁をセレクトする釜浅商店さんでは、小学生向けの「釜浅のこども庖丁」を発売。
小学生向けの包丁とは、どんなものなのでしょうか。広報担当の齋藤様・百合岡様にお話を伺いました。
釜浅商店とは
東京・合羽橋にある創業明治41年の料理道具店 。日本各地の庖丁産地から良い理 のあるものだけを選び抜き、和・洋庖丁合わせて約60種類、1,000点以上の庖丁を取り扱う。職人によって一本一本丁寧 に作られる庖丁は、砥石で研いで永く使えるのが特徴。
www.kama-asa.co.jp

「釜浅のこども庖丁」の開発背景を教えてください
従来より販売している子ども向け包丁は、デザインも形状も幼稚園児向けの物が多かったんです。するとお客様からは、「子どもの成長とともに次に買うちょうど良いサイズの包丁がない」という声が多くありました。

「子ども包丁からいきなり大人向け包丁を使うのは怖い」という声は、Mrelationsのママたちからもよく聞こえてきます。幼児向けと大人向けの間になるものを作ろうと、開発されたんですね!
そうなんです。私たちのお客様は、板前さんも多いのですが、例えばお寿司屋さんでは、お魚を切るのに、柳刃包丁を使います。しかし長年使っていると、削って短くなってしまう。
でも包丁は、何度も削って切れ味をよくして、長く使っていくものです。お刺身として切るには使えなくなったとしても、巻物を切るのにはちょうど良いサイズに変化していくんですね。
お寿司屋さんを営む大将から、「初代大将から譲り受けた包丁を長く使用されている」という話も聞きます。
そうしたお客様からの声を聞く中で、「子ども包丁も、子どもの成長とともに包丁が小さくなってもペティナイフとして使えるようなものを作れば、長く使っていただける包丁にのなるでは」と考えました。

子どもが成長し、大人になっても永く使えるものは、親として贈りたくなりますね。商品を開発するにあたって、どんな点にこだわったのでしょうか?
子どもの安全を考え丸めすぎても「包丁のあごで、じゃがいもの芽を取る」といった正しい使い方を知ってもらえないんですね。そのため、正しい包丁の使い方を知ってもらうために、安全性を考えながらもきちんと包丁としての役割を果たせる形状に拘りました。

メーカーさんに協力してもらい、何度も試作を重ねて1年半の期間を経て完成した渾身の包丁なんですよ。日本で、洋包丁の生産量が一番である岐阜県関市のメーカーの職人の方と一緒に開発しました。
またプレゼントにも使っていただけるように、以前より庖丁へのお名前入れは無料で行っております。漢字または筆記体のアルファベットをお選びいただけます。

正しい包丁の使い方をきちんと教える自信がないというママやパパもいると思います。そんなママにとっておきの情報はありますか?
実は大人でも正しい包丁の使い方、拭き方を知らないこともあります。例えばまな板の上で、集めるときに刃を使う人が多いと思います。実は刃を傷つけてしまうので、峰の部分を使うのが正しい使い方なんです。
そのような正しい知識を知っていただきたいと思い、親子で一緒に学べる取扱説明書を作りました。ぜひ親子一緒に包丁の使い方を学んで、料理を楽しんでほしいです。
取扱説明書は、包丁を使うお客様であるお子さまが理解しやすいように絵を用いて作成。またいちょう切りなど野菜の切り方の種類一覧も作りました。


これは嬉しいですね!親子で一緒に見ながら、正しい使い方を知ることができますね。
商品詳細
新商品『釜浅のこども庖丁』について
これから料理を始めるお子さまたちに、庖丁を通じて、料理の楽しさと、道具を大切にする心を育んで欲しいとの思いから、‟一緒に成長する庖丁”というコンセプトで『釜浅のこども庖丁』を開発しました。刃物の生産量日本一を誇る岐阜県関市の庖丁メーカーとの共同製作により、プロ仕様の鋼材を使った本格派でありつつ、お子さまへの安全性を考慮した形状を実現。研ぐことで切れ味を永く保ち、大人になってもペティナイフとして使えます。お子さまの成長に合わせて、庖丁も成長し、そして料理も上手になっていく、そんな料理道具を目指しました。
商品名 : 釜浅のこども庖丁
推奨年齢:小学生以上
価格:6,500円(税抜き) /7,150円(税込み)取扱店:釜浅商店 合羽橋本店、パリ店、 釜浅商店公式オンラインショップ
公式オンラインショップ特設ページ
※庖丁のお名前入れ無料
※有料で庖丁の研ぎ直し可
https://kama-asa.com/item-list?categoryId=29102
8月7日には、建替中だった自社ビルのリニューアルオープンを予定されているそうです。この「釜浅のこども庖丁」やサブ包丁を選びにお店に足を運んでみたいですね。
今後もしかすると、Mrelationsの会員限定で親子向けにオンラインイベントなどもあるかも…?是非ご期待ください!