2児のママ人事が実感する“男性育休”の効果とは

水畑真由美(Mizuhata Mayumi)さんプロフィール

ナリス化粧品人事部人事企画グループ。2012年に中途で入社し、社員の教育や社内制度の構築などに携わる。プライベートでは2歳と7歳の2児の母。

水畑さんのお仕事内容について教えてください。

ナリス化粧品の人事担当として、社員の教育採用や社内制度の構築などに携わっています。弊社は1932年に大阪で創業した老舗の化粧品メーカーで、現在は様々なブランドを展開しています。主力商品である「ふきとり化粧水」は、国内の販売シェアで5年連続一位を達成しました。

私は結婚がきっかけで将来の働き方についてより色々と考えるようになり、2012年に中途でナリスに入社しました。人事のような専門的なスキルを身につけて仕事をしたいと思い、転職を決めましたね。ナリスには女性社員の数が多く、面談時の印象もとても良かったのを今でも覚えています。

現在の働き方についてもお伺いできますか?

2歳と7歳の子どもがいるため、時短勤務とフレックス制度を利用しています。主に9時30分~16時30分の間で働いていますが、子どもが急に熱を出してしまう時もあり、周囲のサポートにはとても感謝しています。その分残業ができる時はとことん仕事に打ち込んでいます。柔軟に働く時間を管理できる点は、フレックス制度のメリットだと思いますね。

夫も別の会社に勤めていますが、私と同じようにフレックス制度で働いており、お互いのスケジュールを考えながら仕事に取り組んでいます。

ナリスでは子どもが小学校を卒業するまで、時短勤務を続けることができます。国の法令では子どもの年齢が3才までと定められているので、とてもありがたいですね。社員からの要望をうけて、オリジナルの制度を設けています。

7歳と言いますと、上のお子さんは小学校に入学されたのですね。

上の子どもが今年からちょうど小学生になって、いわゆる「小1の壁」を感じましたね。持ち物や宿題など色々と確認しなくてはいけないため、自宅での過ごし方を一度考え直す必要もありました。子どもの新学期が始まって2~3ヶ月ほどは夫と一緒に試行錯誤しながら、だんだんと慣れていきました。

育児と子育ての両立で工夫されていることはありますか?

積極的に優先順位をつけるようにしています。特に相手がいる仕事は優先して着手するようになりましたね。また、こまめに上司に進捗を報告するなど、自分ひとりで抱え込みすぎないように心がけています。

男性に育休促進するため「パパブック」を作成!

働くママやパパをサポートしたり、育休を促す取り組みなどは社内でありますか?

男性女性問わず、育児や介護に関わる社員のサポートは積極的に行っています。例えば男性の育児休業に関して言いますと、ナリスでは2018年4月から2020年3月の直近2年間での男性の育休取得率が18.2%と、比較的高い水準にあります。これまで3ヶ月ずつの育休を2回取った男性社員もいますね。

日本の平均は7%ほどですよね、すごいですね!

ありがとうございます。ほかにも「復職支援金」といって、育休から復職後お子さんが小学校に入学するまでの間は、お子さんの人数×月額2万円を支給する制度も設けています。

そして今年は社内で育休パパへの理解をさらに深めるために、「パパブック」というパンプレットを作成しました。何より私自身が、家庭やプライベートが充実することで、仕事にも良い効果があると考えていて。そして男性社員の育休取得をサポートしながら、ママのサポートにもつなげたいという想いを込めて、パパブックの作成を発案しました。

「今回のパパブック 」ではどのようなポイントを重視されましたか?

具体的に育休をイメージできるように心がけました。実際に育休を取得した男性社員の体験談を盛り込んだり、よくある質問のコーナも設けたりしましたね。

男性社員からは「仕事の引継ぎ時のイメージを知りたい」など、具体的に追加してほしいポイントのフィードバックも受けたので、今後も内容の更新を進めていきたいと思います。

社員の育休取得は、会社全体にメリットも

実際に育休を取得された男性の社員からは、どのような意見がありましたか?

「子どもの成長をすぐ側でみられて良かった」「嬉しい瞬間にたくさん立ち会えた」というエピソードをよく耳にします。また「これまでの仕事やタスクを振り返える機会になった」という、仕事に関してのポジティブな話を聞くことも多いですね。社員の育休の取得は、職場全体にもとてもよい影響を与えていると思います。

育休を取得される方が増えると、他の男性社員にも良い影響が出てきそうですよね。

そうですね。社内では育休を取得した後、所属するチームの主任に昇進した男性社員もいます。さらに育休の取得に対して理解がある上司が増えると、チーム全体にとっても良い文化が生まれるはずです。

なんと言ってもワークライフバランスの取れた社内環境は、優秀な社員の採用や定着にも繋がると感じています。これからもさらに働きやすい制度や環境を整えて、社員がいきいきと働ける職場作りを進めていきたいと思います。


今回は社内で男性の育休取得を促進する取り組みの一環として、パンフレット「パパブック」を作成された水畑さんにお話を伺いました。

「家庭やプライベートが充実することで、仕事にも良い効果がある」「男性社員の育休取得をサポートして、ママのサポートにもつなげたい」という言葉からは、働くママだからこその視点や強い想いを感じることができました。