M relationsでは、ミレニアム世代の働くママと、将来の”育児と仕事の両立”に不安を持つ女性が集まり、”ママを取り巻くキーパーソンとの関係構築”をテーマに、不安や悩み、自分自身の実体験を共有し合う座談会を定期的に開催しています。
私たちMrelationsは、「ママになっても働き続けたい、キャリアアップして続けたい」「育児も仕事も同じくらいのボリュームでがんばっている」と思うキャリアに対して意欲的なママ、働いているママたちが、少しでも私たちの発信をヒントに周囲とのリレーションを良好にしていってほしいと考えています。
周囲とのリレーションが良好であれば、仕事も育児も、自分自身のことも、ママはなにかを諦めることなく人生を楽しめるのではないでしょうか。
さて、今回で4回目のセッション。今回も盛り上がったママの悩みは、保育園転園に伴う慣らし保育や子どものケア、毎日の食事作り、出産後これからのキャリアに対する不安を中心に、とっても深い話ができました!
今回も多種多様な方にご参加いただきました。
【参加者】
Shoko (以下、S) 個人事業主/長女1歳5ヶ月
Lily (以下、L) 会社員/フルタイム勤務/結婚3年目/子なし
Bさん 会社員 /時短勤務/ 長男 1歳5ヶ月
Cさん 会社員/時短/長女2才11ヶ月
Dさん 会社員/フルタイム/長男 1歳11ヶ月
Eさん 会社員/フルタイム(フレックス勤務)/長女 6歳5ヶ月
◆保育園転園に伴う”慣らし保育期間”の仕事調整
今回はちょうど、認可保育園に転園希望の方々の結果が出た時期でした。
認可外保育園から認可保育園へ転園希望の方や、2歳児までの小規模保育園のために転園せざるおえずに再度保活をされた方まで、さまざま。
結果も内定が出たり、残念ながら認可は落選して認可外へ転園されたりと、様々でしたが、共通するのは、すでに仕事をしている状態での”慣らし保育”をどう乗り切るか。
育休復帰のタイミングと違い、すでに仕事復帰して動いているので、社内の調整が必要であること。また小さいながらも子ども自身も環境が変わると、慣れるまでは不安定になるもの。
転園経験のあるママからは、
「1週間は慣らし保育で、本人も慣れるまでは不安定になったけど、2週目からはいつも通り楽しそうに通いだした」という心強い体験談も。
◆毎日の子どもの食事づくり、どうしてる?
作り置きを土日にしていても、週半ばにはなくなってしまう…
レパートリーが少なくて、いつもメニューが一緒になってしまう…
帰宅してから、お腹空いた子どもを待たせている時間はない…
働くママたちにとって、日頃の子どもの食事づくりは考えさせられるもの。
「夫も積極的にやってくれるけど、逆に忙しいのに申し訳ないと思ってしまう自分がいる。みんな食事作りをどうしているのか聞きたい」こんなママの声から、さまざまな便利な手段を知ることが出来ました。
Dさん
平日夜は「ご飯・おかず1品・お味噌汁」を最低限作っておく。平日は保育園でバランス良い食事を食べさせてもらえるので、安心してお任せしている。
Cさん
パルシステムのミールキットを週3回利用している。
レシピ考えてなくてもいいし、野菜も全てきってあるので便利。
Eさん
確実に忙しいとわかっている時期は、家事代行で作り置きしてもらうとすごく楽。依頼するときに献立や味付けの好みなどもリクエストできる。子どもと大人の作り分けもしてくれて助かっている。
◆復帰してもうすぐ1年。
責任ある仕事がしたいけど自信がなくなってきた。働き方、今後のキャリアへの不安。
フルタイムでも時短でもママ共有の意見だったのは、
”復帰してからというもの、社内で腫れ物扱いをされているような感覚がある”ということ。
あまり仕事量を依頼しないほうがいいかもしれない…と気遣う上司や同僚、
実はもっと仕事を振ってほしい…と思っているママ、お互いに探り合いになってしまっていることがあるそう。
Bさん
復帰直後は「以前と変わらず責任ある仕事を振ってください!」と上司と掛け合い、仕事内容に不満はないものの、半年やってみたら正直自信がなくなってきた。子どもの病気などで休むことも多く、パフォーマンスが思ったように出せない。本当にこのままでいいのかー。こうなりたい、というのも明確にない。わからない。
Dさん
産前まではフロントに立ってバリバリやっていたからこそ、産後ペースダウンしているところに気を遣われている。これからまた二人目を考えて、10年ぐらいギアチェンジをした状態を考えると、その後のキャリアが不安。
◆小学校入学後の働き方
「小学校に入ると楽になる」と思われがちだが、働くママにとってはそうではないことも。
保育園は共働き向けなのに対して、小学校からはそうではない。保育園期間はがっつり働けても、小学校になると同時に退職したり、仕事をセーブするママもいるそうだ。
Eさん
乳幼児のオムツや食事のお世話から、子どもの成長とともに、メンタルのケアも必要になってくる。保育園でさえ「その服可愛くない」とお友達に言われたとショックを受けて帰ってくることもある。小学校入学と同時に、フルタイムから時短にするのも選択肢のひとつで考えている。
30代前後の私たちミレニアル世代の子育ては、各家庭で家族がハッピーになれる形を自分たちで創り上げているように思います。
育児期間は、自分たちなりの幸せを創り出す方法を模索し、夫婦共に精神的に豊かになるバランスを見つけていくタイミングでもあります。
ママ側の問題ではなく、外的要因・環境の問題で「自分らしく育児と仕事を両立する」ことを諦めることも多いのが現実。働き方改革、女性活躍推進が進められている中で、まだまだ社会の根本的な制度や慣習は時代に対応していません。
微力ですが、私たちから少しでも課題提起や働きかけをしていくことで、一歩ずつでも変化が起きるのでは…そんな思いも持ちながら、引き続きこのセッションを開催していきます。